English Version is HERE | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
THE BIG-Oは、1996年頃、さとうけいいち氏が片山一良監督に呼びかけ、二人で三年もの間に、膨大なイメージ・ボード、スケッチを築くまでの企画案を練り上げたものです。THE BIG-Oのロボット、メイン・キャラクターの殆ど、パラダイム・シティのルックは、全て二人によって作られたものです。 私は1999年、この企画の製作、放送が決定してから招かれ、パラダイム・シティに「40年前に記憶を失った町」という属性を設け、ドロシーのキャラクター性を付加しつつ、才能のある脚本家を招いて、脚本を紡ぎ上げました。 脚本作業がスタートしてからややして、当初に想定されていた、全26話という枠組みが、突如13話で一旦終了。続編の確約された予定は無い、という事になってしまいました。 26話で想定していた事柄を、13話で全て消化する事はせず、「物語はまだ続く」という形での、一旦の完結を13話で設け、続編を作る契機を待つつもりでした。 しかし、日本では、観てくれた方からは高い評価を得ながらも、すぐに続編が作れるだけのヒットとは言えない結果となりました。 それでも、いつかは続きを作るのだ、という決意だけはしていたのです。 2000年、アメリカのカートゥーン・ネットワーク(巨大CATV)にて、THE BIG-Oが放送されました。アメリカのアニメ・ファンの間で、極めて大きな反響が得られました。 このヒットをサポートしてくれたのは、Anime JumpというMichael Tooleさんが主宰する情報サイトでした。Michael Toole氏に、改めて御礼を申し上げます。 アメリカのファンは、「続編を観たい」という声を、カートゥーン・ネットワークや、バンダイ・アメリカに多く寄せてくれました。 これによって、THE BIG-Oの14話以降の製作が可能となったのです。 現在製作している、Act 14からAct 26までは、"Second Season"と括っています。First Season にあたる、Act 13の直後から、物語はスタートします。 全26話として想定していた後半をそのまま作る訳にはいきません。First Seasonが、全13話と決定された段階で、縦軸となる要素(伏線など)は、13話内でフォロー出来ない為、幾分オミットせざるを得ませんでした。 また、13話まで観てくれたファンの方々からは、日本でもアメリカからも、きちんと決着をつけて欲しいという要望が何より多かった。 そうした声を受けつつ、しかし、我々が作りたい、我々自身が観たい「THE BIG-O」を、今、作っている最中です。 Second Seasonの脚本は、小中が執筆しています。 前に述べた様に、Second Seasonは、完全にFirst Season の続きとして製作しています。日本での放送も、もう三年近くのブランクとなり、Second Seasonを放送するには、一旦First Season も改めて観て戴いた方が良いと考え、日本では、10月よりFirst Seasonを放送。続いてそのままSecond Seasonの新作を放送します。 御期待ください。 小中千昭 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
First Season Staff List | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||