ほたるさんによる
ガイア解釈

 


ほたるさんによる解釈です。やはり、この解釈が正しい、間違っているという事については、私は何も申し上げません。(99/09/14)




 根源的破滅招来体とは、未来の人類である。

 まず、未来の人類及び地球がどのようになっているかを考える。
 我夢たちの時代に、アルケミースターズが結成され、クリシスが作られる。
 これを契機に各種技術が一気に格段の進歩を遂げ、人類は宇宙へ進出する。
 そこで、地球外生命との遭遇も起こる。(この時コッヴがいる星なども見つ
ける。)
 当然、高い知能を持った生命体との出会いもある。

 人類は、それらの星への侵略を試み、戦いが起こる。 
 一方、地球では、環境汚染や動植物の絶滅の問題が、加速度的に悪化してい
く。
 そんな中で、人類と地球外生命体との戦いは激化し、遂に地球が攻撃される
ようになる。

 人類・地球のピンチ。 その時、この未来の地球においても、ウルトラマン
(1人だけ)が現れる。
 しかし、地球の光のパワーは既に弱まっていた為(環境汚染等の問題のせい
で)、ウルトラマンに与えることの出来た力も弱くなってしまい、このウルト
ラマンは、攻撃をしてくる地球外生命体に勝つ事が出来ない。
 絶望に襲われる、未来の人類とウルトラマン。 このままでは、人類はもち
ろん、地球も破滅するしかない。
 そこで、過去を変えようとする。
 ここで、彼らがどのように過去を変えたいと思っていたかというと、もう人
類には見切りをつけてしまい(絶望)、地球だけは救いたいという願いがあっ
た。

 未来の人類による過去の地球への干渉、それは各種技術が一気に進歩を遂げ
る契機となったクリシスに対して行われた。
 そして、この未来の人類(根源的破滅招来体)により、現在の人類に危機が
訪れる事に対処する為に地球の光が藤宮に来た時にも、藤宮に対して干渉。
 これにより藤宮は、人類への絶望感に襲われ、人類は絶滅するべき・守るの
は地球だけとの考えに至る。

 そして根源的破滅招来体は、まず地球にコッヴを送り込む。 この時、ガイ
アが現れる。
 これは、根源的破滅招来体にとって、計算外の事だった。
 現在の地球は、未来の地球と比べ、光のパワーがまだまだ非常に強かった、
その為、もう1人のウルトラマンを出現させる事が出来たのである。

 根源的破滅招来体は、次々に怪獣を送りこむ。
 そして、ガイアとアグルの対立も激化。

 しかし、藤宮は自分の過ちに気がつき、我夢にアグルの光を渡して消える。
 これも、計算外の事であった。
 そして「再開の空」で藤宮が戻ってきたときにも、いろいろ藤宮に干渉しよ
うとするが失敗。 そしてアグル復活。
 これも、計算外の事であった。

 藤宮の気持ちの変化、現在の地球の光のパワーの強さ、そしてガイアとアグ
ルの協力して戦う姿を見て根源的破滅招来体にも迷いが生じてくる。
 人類滅亡以外にも道はあるのか、人類は変わっていけるのだろうか、という
迷いが。

 ラスト3部作は、根源的破滅招来体が、最後のテストとして人類を試そうと
したものであった。ウルトラマンが人間であった事を知った人類はどうするの
か。
 そして、力を失ったウルトラマンは、どうするのか。
 そして、ウルトラマン・人類は、地球怪獣(地球に生きる生命体の象徴)の
力をかりて、その試練に打ち勝った。
 この事で、根源的破滅招来体は、現在の人類は変わっていくであろう、自分
達と同じ道を歩む事はないであろうと判断した。
 こうして、過去が変化した場合、根源的破滅招来体(未来の人類)は、どう
なるのか。 
 消えてしまうのかもしれない。
 また、時空には無数のパラレルワールドがあり、新たなパラレルワールドが
1つ生まれたということになるのかもしれない(この場合は、根源的破滅招来
体の運命は変わらない)。

 ゾグは、未来のウルトラマン(ちょっと別形態をとっていた)だったのでは
ないだろうか。
 ウルトラマンのパワーを満たすことの出来る力を持っていたので、地球の光
に通じる存在と思われる。
 未来の地球怪獣の集合体のようなもの、と考えることもできるが。
 絶望に捕らわれていた未来のウルトラマンは、希望の光をみせてくれたガイ
アとアグルに、最後の試練として立ちふさがり、そして倒される事を望んでい
たのではないだろうか。


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