デジモンテイマーズ
ADR Variations
English Version is HERE

 

第四クール(第三部)の敵を、“デジモンでも人間でもない存在”にしようと考え、創作したのがデ・リーパーでした。
これをどう具現していくかというところで、テイマーズは、非常に贅沢なデザイナーが参加している事に思い当たりました。
デジモンのオリジネーターである渡辺けんじさん、人間キャラクターのデザイナー、中鶴勝祥さん、そして、CGデザインの荒牧伸志さんもまた、メカニックやキャラクターのデザイナーでもある方でした。この三者で自由に発想して貰って、競作の形で構築していけば、かつてない敵キャラクターが誕生するのではないかと。
初期に渡辺けんじさんが描かれたADR-02の羽根や、デジタルなイメージのディテイルが面白く、それを全デザイナーが踏襲する形で、これだけ豊かなヴァリエーションが生まれたのでした。

製作途中で出演順が変更になっており、出版物によって異なる表記がある場合がありますが、
このページに記したものがファイナル(決定稿)です。
画像はクリックすると拡大します。

ADR = Agent D-Reaper
デ・リーパーは、攻撃・迎撃の為に様々な形態となるが、それぞれが別個の意志を持っているのではなく、全てが単一の意志で活動する。
デ・リーパー・ゾーンの外に出る場合は、本体と有線で繋がっている。
名称は全て仮称であり、シナリオ中では記号で表記。
一度登場したら、同じADRは以降(効果的な場合)幾度でも復活登場。
ADR-01 "Juri Type"

心を喪いかけた樹莉をサンプリングして、最初に現出したデ・リーパーの肉体。少女の樹莉そっくりなタイプに始まり、いくつかのヴァージョンがある。
Design: 中鶴勝祥

ADR-03
"Pendulum Feet"

最初に現出する、攻撃型ADR。で遠隔攻撃。浮遊する子機
Design: 渡辺けんじ

ADR-02 "Searcher"

小型飛行情報収集エージェント。攻撃能力はさして大きくないが、数が多い。
Design: 渡辺けんじ

ADR-04 "Bubbles"

小型。群れを成して現れる。ADR-04の『器官』。腕に波動銃。
Design: 荒牧伸志

ADR-05 "Creep Hands"

中型攻撃ADR。腕をつかって移動。また腕は螺旋構造で伸びる。格闘型戦闘をする。
Design: 荒牧伸志

ADR-07
"Paratice Head"

大型ADR。中ボス的存在。
不気味かつ、予測不能な攻撃。
Design: 渡辺けんじ

ADR-06 "Horn Striker"

中型格闘仕様ADR。圧倒的パワー型。ジャスティモンと対決。
Design: 中鶴勝祥

ADR-08
"Optimizer"

大型ADR。中ボス的存在。
巨大さを強調。
Design: 渡辺けんじ

ADR-09 "D-Reaper Ball"

中央部の球体=カーネル・スフィアを防御する為の形態。
Design: 中鶴勝祥

(Cable) Reaper

デ・リーパーの攻撃力、全てのADRが統合した最終形態。
"Reaper"(死神)を具現化した姿。故に鎌を持つ。
Design: 渡辺けんじ+中鶴勝祥

Mother D-Reaper

デ・リーパーが統合され、人間とデジモンの意識を完全に取り込んだ事で形成される姿。
身体を形成するのは無数のコード、光ファイバー、電線。
Design: 渡辺けんじ

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